【映画感想】白雪姫と鏡の女王
アーミー・ハマーを色々して楽しむ映画。かわいい。
パッケージの印象から、ケネス・ブラナー監督のシンデレラをラブコメ風にしたくらいの品のある感じを想像してたんですよ。
したら、意外と毒っ気がある映画で、そこがすごく楽しかったです!
ストーリー自体は、父王を亡くした白雪姫が、悪い継母に森に追いやられ、7人の小人の助けを得て、王子と結ばれて幸せになるという、一般的な白雪姫の物語そのまま。
キャラクターがみんな割とアレなんですよ。
女王はイケメンマッチョとお金が好きな熟女。
王子(アーミー・ハマー)は恵まれた若者らしく傲慢でチャーミングなうっかりさん。
白雪姫は最初こそ小鳥さんに餌をあげ、継母の冷遇にしおれるお姫様だったけど、小人達の郎党に加わってからは、なめた態度を取る王子を馬に蹴飛ばさせて「どうしてそんなにかわいいの?」と頬をはさんで囁いてからぶん殴って昏倒させる強キャラに。
そんな濃い人たちが、美しいセットと故石岡瑛子氏の衣装を纏ってわちゃわちゃするのです。見てるだけでたのしい。
特にアーミー・ハマー。ワンちゃんになってる彼を見るとは思っても見なかった…すごい破壊力。大型犬。あとなにかというと、盗賊(小人たち)に身ぐるみをはがされて、股引みたいな下着姿になるのでとてもかわいい。
白雪姫と剣で戦うシーンもあって、そこは相手をお姫様と侮った立ち回りをするのが、これまた憎たらしかっこよいです!好き!お尻ぺんぺんすな。
最後まで楽しく見られて、おまけにショーン・ビーンも出てきて大満足。
そして、全然知らなかったのですが、エンディングで白雪姫が踊り出します。
そう。これはインド映画だったのです。びっくり。