【映画感想】Dr.パルナサスの鏡
悪魔と聖者が終わらないゲームを繰り返す。
人間は関わらないほうがいいヤーツ。
路上で見世物小屋をしているDr.パルナサス。
彼は実は高僧で、かつて悪魔と賭けをしたために、不死の身となり、そのことを悔いていた。
そして今は娘の身を賭けて、彼のつくる鏡の世界のなかで、客が正しき道を選ぶか欲望の道を選ぶかの勝負を悪魔としているのだった。
この映画の撮影中に、かのヒース・レジャーが亡くなってしまい、彼の親友3人がその後を継いだという胸熱なサイドストーリーが。
人の顔を覚えるのが苦手な私には、どこからがヒース・レジャーでジョニー・デップでジュード・ロウでコリン・ファレルなのかわからなかったよ。
この映画、いろんな悪夢を楽しむ映画だなーと思いました。
トニーが怖い人に追っかけられて、梯子に登って、それが壊れて竹馬になって…ってどんどん展開していく感じが「こういう悪夢あるある」。
欲望の道を選んだ人が景気良く爆発してる、あの唐突な感じも悪夢っぽい。
ミニスカポリスメンズが勧誘ダンスして、ロシアンマフィアたちが「ヴェーーーーママーーー」ってロシアのおかんのスカートに逃げ込んでいくあのあたりとかめちゃ好き。