【映画感想】ロード・オブ・ザ・リング 旅の仲間
若かりし頃のヴィゴ。かっこいいしかない。
今回の感想は、おそらくファンタジーに興味がない人ですら、名前だけは聞いたことがあるのではないかと思われる作品、ロード・オブ・ザ・リングです。
公開当時見たときは、子どもすぎて分からなかったけど、これ、こんなに辛い話だったんですね…。他の誰にも背負えない、その人だけの逃れられない重荷を背負って長い旅をする。
それって人間の人生そのものですよね。
旅の前、シャイア荘でガンダルフを迎えたフロドは、目は明るく輝き頬は薔薇色で、生き生きとかわいらしい若者でした。
それが、指輪を受け取り、その恐ろしい力を身をもって知り、偉大な魔法使いもエルフの長も奥方もそれを代わりに引き受けることはできないと悟るにつれ、フロドの顔色は蒼白になり、悲しみを湛えた表情に変わっていくのです。
それは、子ども時代を終えて、人生の苦しみを知った大人のようだと思いました。
たとえこの務めから解放されても、あの無垢な笑顔は戻らないんだなあ…
以下、雑感を箇条書きで。(うまくまとめられないので)
・裂け谷に行った時のエルロンド(そんなもんウチに持ち込むな)って顔に書いてあるのが好き。人と一緒に戦争した経験があるせいなのか、エルフなのにおじさんぽい親しみ感というか、中間管理職感があるのがいいですね〜。
・ガンダルフ対サルマン、魔法の皮をかぶった物理で殴り合ってて笑った。FGOマーリン並に素殴り強いねあんたら!ひょっとして、二人ともほとんどの属性攻撃は無効になるから、物理で殴るしかないのかもなーなどと考えたゲーム脳。
・シャイア荘の美しい緑の村…祭り…ミッド…うっ、目が回る…
もう!まだ映画そのものも見てないのにすっかり汚されちゃったじゃないの!
おのれアリ・アスター監督!
来週も続きを見る予定です。わくわく。