【映画感想】ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!
コミカルかつ陰鬱に始まり、最後にはなんだか楽しくなっちゃう警察ミステリーアクション。楽しい。これ好きー!
ロンドンの超有能警官ニコラスは、その有能さ故に疎まれ、田舎町に左遷され、冴えない地元警官ダニーと組まされてしまいます。
この折り合いそうもない二人が、だんだん仲良くなっていくのが、なんとも見ててほっこりするんですよー。
ニコラスの生真面目で融通のきかないところを受け止めるダニーの懐の深さよ。そして、誕生日なのを黙ってたことに「なんで言わない!!」ってキレて花屋に駆け込むニコラスの可愛さったらなかった。
お互いに影響を受けて、二人とも変わっていくのもぐっときますね。
ダニーは父親の影響下から脱し、ニコラスは周囲の人間が目に入るようになってた。
コミカルなエピソードとして描かれる一つ一つの出来事が、村に隠された秘密のピースになっている構成も楽しかった。最後まで引っ張られる白鳥ちゃんとか。
割と全編にわたりゴア描写があってびっくり。そういう映画だと思ってなかったからさ…。でも陰湿さがないのでカラッとしたゴアです。
それからアクション要素。私、およそ戦いそうにない人が突如カッコよく銃を抜いたりするのに目がないので、この映画の後半はテンション上がりまくりました。もっとやって!
イギリスの田舎町の素敵な情景も魅力的でした。
街もパブもホテルも素敵。馬も白鳥も可愛いね…。