ナツノート

映画や本の感想

【映画感想】高慢と偏見とゾンビ

 

高慢と偏見とゾンビ(吹替版)
 

 ビジュアル最高、お話はややもったり。

 

古典の名作「高慢と偏見」にゾンビ設定足しちゃいました、というやつです。

原作と映画とドラマを履修したくなりました。なにせ時代がめっちゃ好きなやつ。

 

愛らしい上流階級の四姉妹がきゃっきゃいいながら銃を手入れしたり、ガーターベルトに武器を仕込んでいる絵面はとても最高。

ゾンビが蔓延する世界なので、お嬢様のたしなみには武道も入っているのです。

なぜか日本の京都で修行するのがセレブで、中国はちょっと劣るというおもしろ設定。

逆では?少林寺拳法とかのほうが強そうでは??

 

主人公エリザベスはめちゃ強いので、ダーシーに感情をぶつけるシーンもガチ戦闘。殺しに行ってます。ダーシーは彼女を傷つけないように戦っているし、服を切っちゃったら(やべっ)って顔をする。紳士。

 

ベネット家について。

チャールズ・ダンスが優しい父上してるのを見て、目頭が…ううっ…

当たり前だけど、タイウィン公の時と表情が全然違う…優しい…

その優しさをサーセイに与えてあげて、と意味不明なifを思い描いてしまうくらいですが、レナ・ヘディは強く老獪なレディ・キャサリンを演じているので無問題です(?)。マウンテン枠まで連れてた。

レディ・キャサリンは、自分の感情を制御できて帝王学履修済みのサーセイって感じ。

リズにケジメは問うけど、ダーシーと自分の娘の結婚をごりおししたりしないしさ。

 

本作のコメディ担当、コリンズ牧師。

ジェーン・エアでもそうだったけど、「親戚の牧師と結婚」って当時の「こんな結婚は嫌だ」案件だったんでしょうか。

彼が二組の結婚式を取り仕切っていたのは、かわいくていい締めでしたねえ。牧師らしくニコニコドヤってるのがかわいい。