ナツノート

映画や本の感想

【映画感想】恋のときめき乱気流

 

恋のときめき乱気流 (字幕版)
 

フランスおしゃれ痴話喧嘩映画。

 

アトロクで三宅監督が紹介されていた劇場未公開映画です。

破局したカップルが偶然飛行機の席が隣り合わせになってしまい最悪…!というシチュエーション。

現在の二人の会話から始まる回想を通して、二人がどんな風に出会い、付き合い、別れたのかということが物語られます。

彼らの席の両隣の客(熟年夫婦、幼女)が口を挟んでくるあたりが、ミュージカルっぽい。

 

別れはしたけどお互いすごく未練のあるカップルなので、そりゃヨリも戻るよね、という感想。彼女の結婚相手の弁護士さんは、数年がかりの派手な痴話喧嘩に巻き込まれたようなもので、大変お気の毒。

でも彼の安定感を愛してくれる女性を探し直した方が、幸せになれると思う。彼女があの弁護士さんを選んだのって、遊び人の真逆を選んだからだと思うので…

 

遊び人で懲りたから固い人を、っていうのは分析がちょっと大雑把だった、っていうことなのかなあ。

彼の情深く柔軟でコミュ力高いところと、彼女の精神的に繊細で嫉妬深いところがバッティングしてしまったのが、うまくいかなかった原因だと思うので、そこで固い人を代替えに選んじゃうと、彼女を不安定にする要因がないかわりに心躍らない、っていう結果になってしまう、という。

実際の結婚生活なら、心おだやかにいられる、っていうのはかなり高得点ではあると思いますが、これ恋愛映画ですから。

 

一緒に観た友人が、彼氏の親友を「大泉洋っぽい」と言うのを聞いて、的確!!!と目からウロコが。フランスの大泉洋…!